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About /

コロナ禍のちょうど入り口にリリースした『marble』というアルバムから一年半、このご時世に、またアルバムを出させていただけることになりました。
デビュー10年目の節目に、そしてこの世界中が異常事態にある今に、どんな作品を残そう...と考えたとき、「原点回帰」というテーマに行き着きました。
今回のアルバムは、個人的な想いをアコースティックギターに乗せて歌う、そこにバンドメンバー がついてくる、という、中学生の私が憧れたストイックなスタイルを基本にしています。歌詞もメロディーも、とても素直な気持ちで書くことができました。自信作です、ぜひ聴いてください。

 

                                       山崎あおい

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01. まっさら

スピッツやYUIなど、まさにルーツを彷彿とさせるオルタナ風味のフォークロック。10代のときの曲と言われても信じてしまいそうだが、《汚れ》を知った上での《何度でも まっさらになれる》は大人の実感だろう。《君にキスをして/はじめて知るの/私はどんな色してる》の一節は他者との関わりを通して己を知る真理を歌って秀逸。最後の《lalala...》で一番大事なことは言葉にならないと告げる快調なオープニングだ。

02. Prima

サビ始まりのファルセットが勢い満点で、軽快この上ないアップテンポのバンドサウンドにバイオリンのスタッカートも爽やか。誰もが《プリマ》になって《100%の街》に負けないくらい《光る》恋愛初期の無敵ステイト・オブ・マインドをフルスイングで祝福するキラキラ満塁ホームラン。音数を減らして強調した《平凡が七色に変わってく/君はこの世界のプリズム》で舞い上がりの絶頂を鮮明にキャプチャーしてみせる。

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03. 離れないの

ぐっとテンポを落として音数を抑え、失恋直後の心理を切々と歌う。LINEなりメールなりを《当たり前に送ればまた 会えたりしないかななんて》という始まりから終始一貫クヨクヨしているが、激情や絶望ではなくしんみりとした独白は大人の流儀。未練ごころをそっと温かく遠巻きに見守るようなアレンジが効果的で、佐藤コウイチのアコースティックギター、幡宮航太のエレクトリックピアノ、タカバタケ俊のベースがよく歌っている。

04. Mr. Birthday

生配信でファンと共作したというバースデイソング。《Mr. Birthday》と《Mrs. Birthday》だから結婚しているカップルの歌かと思ったら語呂合わせだそうだ。《いつも思ってること/特別のせいにして いま/伝わってほしいな》の一節は祝う者の純粋な気持ちを好ましく表現。《「そんな歳じゃない」なんて言わないで》は20代後半ならでは。心浮き立つ張替智広のドラム、躍動感ある佐藤コウイチのギターがとても印象的だ。

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05. 影を踏む

芸術家のメンタルヘルスが問題視される昨今、山崎にも自ら命を絶った、あるいはその寸前までいった知人がいるという。そんな人々に伝えたい祈りと願いを弦カル×2+ピアノをバックに歌う。《「でもあなたには わからないでしょ」/そうかもね だから話してほしくて》という思いは自分にも経験があるだけに切実だ。《波に飲まれた街に 花が咲くように》とある通り、震災10年のテレビ番組からもインスピレーションを得ている。

06. I'm yours

B・J・トーマスの「雨にぬれても」を思わせるサウンドの問い詰められソング。制作中の映像作品の沖縄ロケでギターを弾きながら歌ったサビをもとに、わさび部(ファンクラブ)の制作会議で出た意見に逆張りをして尖った女性を主人公にしたというが、山崎自身も詰問される側になることが多いと聞くと《どうせね あれもこれも/外れだったりして》の無力感が真に迫る。猜疑心に囚われると面倒だ。冷静さを失わないよう努めたい。

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08. 花咲くを待つ

土地はもちろん家族や旧友など広義の“ホーム”のイメージを《君》という言葉に託して歌いかけるこの曲は、アルバムタイトル『√S』をリリック面で象徴するナンバーといえる。「サボタージュ」以上に展開の多いドラマチックなアレンジにも思いの強さが表われている。《何にだってなれる街に出て/私はまだ 自由に飛べずに》のくだりに、都市生活の明暗を味わい尽くす田舎者心理が横溢。このヒリヒリ感は山崎の魅力のひとつだ。

07. サボタージュ

アルバムも終盤、ここからはぐっと山崎自身の内面に深入りする曲が続く。アヴリル・ラヴィーンにありそうなマイナー調のオルタナロックサウンドに乗せて、就職、結婚、年収といった世間一般の価値観とアーティスト人生の葛藤に悶々とするように歌う。これでもかとメロディ要素を盛り込み、リリック的にも一方的に毒づかずに終始、内省まじりなのが彼女らしい。《まだ腐っちゃない 全身は》の捨てゼリフにはドッキリ。

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09. ともだち

“音楽とわたし”を歌った曲であり、ファンや知人に向けて現在地を伝える手紙のような歌。《僕らはせーので/隣り合った道を歩き始めた》の歌い出しにかつての“ギタ女”ブームが思い出される。《噂を聞くたび 何度もちくっとした》り《新しい夢ができたこと/打ち明け》られたときの《君はずるいな》という感慨から、この10年で互いに抱いた思いの深さが伝わる。当事者同士にしかわからない気持ちだから大切にしてほしい。

10. 一緒にいるから好き、たぶん

性愛にまつわる体験談投稿サービス「純猥談」とのコラボ曲。原作を読み込み、TikTok向けにどのパートを切り取ってもストーリーが伝わる作りを試みたそうで、職業作家経験が生きた曲といえる。生演奏にこだわったアルバムのなかでは唯一の打ち込みアレンジでもあり、位置づけはボーナストラックに近いが、《「好きだから一緒にいたい」より/一緒にいるんだし好き?たぶん》という理屈っぽい言い回しに“らしさ”ものぞく。

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​全ライナーノーツ:高岡洋詞

Tour Dates /

2022.03.05 北海道  札幌Space Art Studio
2022.03.11 大阪     心斎橋Music Club JANUS
2022.03.12 愛知     名古屋TOKUZO
2022.03.27 東京     下北沢440

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​Instore Events/

【東京】
日時:2021年12月15日(水) 18:30~
場所:HMV&BOOKS SHIBUYA 
5Fイベントスペース
内容:ミニライブ&サイン会 
対象店舗/お問合せ先: HMV&BOOKS SHIBUYA 
5Fイベントスペース

【川崎】
日時:2022年1月16日(日) 14:00~
場所:タワーレコード川崎店
店内イベントスペース
内容:ミニライブ&サイン会 
対象店舗/お問合せ先:タワーレコード川崎店

【札幌】
日時: 2022年1月9日(日) 13:00~
場所:タワーレコード札幌ピヴォ店 
店内イベントスペース
内容:ミニライブ&サイン会
対象店舗/お問合せ先:タワーレコード札幌ピヴォ店

【京都】
日時:2022年1月23日(日) 13:00~(12:30集合)
場所:タワーレコード京都店
イベントスペース
内容:ミニライブ&サイン会 
対象店舗/お問合せ先: タワーレコード京都店

【大阪】
日時:2022年1月23日(日) 18:00~(17:30集合)
場所:タワーレコード梅田NU茶屋町店
イベントスペース
内容:ミニライブ&サイン会 
対象店舗/お問合せ先: タワーレコード梅田NU茶屋町店

 
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あおいちゃん、

アルバム発売おめでとうございます!!!!

 

2022年はデビュー10周年という記念すべき年。

んな年明けを目前にしたリリースという素敵な機会にコメントさせていただき光栄です。

 

私はあおいちゃんの作る切ない拗らせ恋愛ソングや、言葉の言い回しが大好物。

今回のアルバムではそんな恋愛ソングも、そうでない新しい一面も味わえて、心満たされる!

のに、また聴きたくなる、そんな一枚でした。

 

あおいちゃんとは、鈴木愛理のソロ曲作りにもたくさん協力していただいていたり、大学の先輩後輩関係であったりと、公私でお世話になっております(笑)

また落ち着いたら、拗らせ曲作りも兼ねてご飯でもいきましょう!!

 

今までの10年も、ここからの未来も更に素敵なものになりますよう。心を込めて。

​鈴木愛理さん

​あたたかいコメント、本当にありがとうございました!